お知らせ
距離感
前に接客業について書いた時、自分がされて
嫌なことはしないと書いたのですが、
私の場合は店員さんにグイグイ来られるのが
メチャメチャ苦手です。
入店5秒でピタッと張り付かれたり、
欲しくない物やサービスを勧められたり。
なので私はお客様との距離感を大事にしています。
マンツーマンの美容室って聞くとなんか
ずっと付きっきりなイメージがありますが
私は結構お客様をほったらかしにしています(笑)
多分その方が楽なお客様が多いと思うし。
会話も無理にしません。
若い時は会話が途切れた時の空白時間が怖くて
一生懸命喋っていましたがなんかそれって
自分もお客様も疲れるんですよね。
あと、店で販売しているシャンプーなんかも
お客様から「何か良いのないですか?」と
訊かれるまでこちらから薦めるってことは無いです。
結構長くなったので今日はこのへんで止めますが
そのうちグイグイくる美容師のかわし方なんかを
書こうかな?
色の決め方
そろそろ春だし色(ヘアカラー)を変えたいけど
どんな色が自分に似合うかわからないって方
結構多いのではないでしょうか?
まぁ案外自分に似合う色って無意識でなんとなく
わかっているもので、『好きな色=似合う色』な
場合が多いです。
美容師によっては肌の色とかを考えてヘアカラーを
提案しますが、私は肌の色はあんまり考えないかな?
どちらかというとヘアスタイルに合う色や
季節感を重視します。
例えば、ボブ系だったら面を綺麗に見せたいので
赤系で艶を出すとか、レイヤースタイルだったら
軽さを強調したいので黄系にするとか。
春ならやわらかい感じのピンク系、冬なら深みのある
バイオレット系みたいな感じでお客様にヘアカラーを
提案しています。
あっそうそう、ミルクティーっぽいハイトーンカラー
を希望される方って結構いるのですが、あれって
色持ちが最悪で二週間くらいでただの金髪になります。
ぶっちゃけ美容室がウハウハ儲かる色です。
それを理解した上でやりたいのでしたら
止めませんが、私はあまり勧めたくないかな。
髪もめちゃ痛むし。
極意
今、接客業をやりたい人は少ないと思います。
お客様とのコミュニケーションは大変そうだし、
クレーマーも多いって聞くしストレスがたまりそう…
てな感じで。
でもこれからの時代はAIと外国人に仕事をどんどん
取られて仕事を選んでられなくなるかもしれません。
もしも接客業をしなければいけなくなった時に
どうすれば良いか?
そこで今日は、美容師を25年やってきた私が
接客業の極意を伝授したいと思います(えっへん)
その極意とは…
『自分がされて嫌な事はしない』
『全員に気に入られなくてもよいという割り切り感』
この2つです。
長い付き合いでもないと他人の気持ちなんて
わかるはずありません。
なのでとりあえず自分がされて嫌な事はしない。
そこから始めるしかないんですよね。
あとはどんなに頑張ってもダメな相手っていますし
相性ってのはやっぱりあります。
「まぁしょうがないや」って気持ちを切り替えられる
しなやかさがないと仕事が続かないと思います。
あれ?なんか書いてみたら意外と大した事ことない
っていうか簡単な事でこんなもんかって感じですね。
私が25年もかけてつかんだ極意なのに…