お知らせ
色の決め方

そろそろ春だし色(ヘアカラー)を変えたいけど
どんな色が自分に似合うかわからないって方
結構多いのではないでしょうか?
まぁ案外自分に似合う色って無意識でなんとなく
わかっているもので、『好きな色=似合う色』な
場合が多いです。
美容師によっては肌の色とかを考えてヘアカラーを
提案しますが、私は肌の色はあんまり考えないかな?
どちらかというとヘアスタイルに合う色や
季節感を重視します。
例えば、ボブ系だったら面を綺麗に見せたいので
赤系で艶を出すとか、レイヤースタイルだったら
軽さを強調したいので黄系にするとか。
春ならやわらかい感じのピンク系、冬なら深みのある
バイオレット系みたいな感じでお客様にヘアカラーを
提案しています。
あっそうそう、ミルクティーっぽいハイトーンカラー
を希望される方って結構いるのですが、あれって
色持ちが最悪で二週間くらいでただの金髪になります。
ぶっちゃけ美容室がウハウハ儲かる色です。
それを理解した上でやりたいのでしたら
止めませんが、私はあまり勧めたくないかな。
髪もめちゃ痛むし。
極意

今、接客業をやりたい人は少ないと思います。
お客様とのコミュニケーションは大変そうだし、
クレーマーも多いって聞くしストレスがたまりそう…
てな感じで。
でもこれからの時代はAIと外国人に仕事をどんどん
取られて仕事を選んでられなくなるかもしれません。
もしも接客業をしなければいけなくなった時に
どうすれば良いか?
そこで今日は、美容師を25年やってきた私が
接客業の極意を伝授したいと思います(えっへん)
その極意とは…
『自分がされて嫌な事はしない』
『全員に気に入られなくてもよいという割り切り感』
この2つです。
長い付き合いでもないと他人の気持ちなんて
わかるはずありません。
なのでとりあえず自分がされて嫌な事はしない。
そこから始めるしかないんですよね。
あとはどんなに頑張ってもダメな相手っていますし
相性ってのはやっぱりあります。
「まぁしょうがないや」って気持ちを切り替えられる
しなやかさがないと仕事が続かないと思います。
あれ?なんか書いてみたら意外と大した事ことない
っていうか簡単な事でこんなもんかって感じですね。
私が25年もかけてつかんだ極意なのに…
多分勘違い

『空気を読む』
これは接客業をするために必須な感性です。
相手の表情や仕草などで何を求めているか
的確に察しなければなりません。
接客業歴が長くなるとまるで速読するかのように
空気を読みまくるようになります。
お客様が鼻をグスッと鳴らした瞬間に
ティッシュボックスを差し出すなんて当たり前。
そして接客業を30年近くやっている私は
とうとう動物の空気も読めるようになりました。
銀河一可愛い文鳥(しゅう2才)と一緒に
生活しているのですが、何を考え、
何を求めているのか無表情の奥にある
オーラ的なもので気持ちが手に取るようにわかります。
そのうちコレ↓が額の前で光りそうな自分が怖いです。
サロン専売品について

こんなニュースが先週流れました。
一体なんのこっちゃと不思議に思う方もいるでしょう。
なので今回はサロン専売品について書こうと思います。
今回送検された美容師がネットで売っていたのは
いわゆる契約サロン専売品というやつでメーカーに
「自分絶対に横流しなんてしないっす」って
感じの契約書を提出しないと仕入れられない商品。
そういった商品は製造番号からどこの店が仕入れたか
わかるシステムになっているため、この美容師は
転売する時に箱と製造番号をわざわざ外して
売っていました。
で、その製造番号を外した行為が薬機法違反になり
書類送検されたわけです。
そもそもなんでサロン専売品なんてあるのか?
それは美容メーカーと美容室は運命共同体だから。
美容室が繁盛しないとメーカーも儲からない。
なので最新技術&高性能なフラッグシップ商品は
美容室でしか買えないってわけです。
そんな感じの専売品を自分の利益の為だけに
横流しするアホな美容師や業者が結構いて、
美容室も美容メーカーも困っていたんですけど、
今回の件で状況が変わるかもしれませんね。
ではこの辺で。